2月15日 選評公開③

2019年08月15日

惜しくも賞をのがしてしまいましたが、最終候補にのこった未来ある作品の選評をご紹介させていただきます。

 


No,23
『願い、祈り、信じて今日を』
彼への“好きの気持ち”がとてもリアルに描かれていて、ムズキュンしました。 “永遠の別れ”かと思いきや、5年後に再会できるというハッピーエンドがよかった♡ 登場人物が全員魅力的! 同世代からの共感が得られると思いました。


No,151
『えんぎ少女の毎日』
ありのままの自分でいると、みんなに嫌われるから、いつも演技をしているーーその心の苦しさがよく表現されている。自分の弱さと闘い、それを乗り越えていく。この心の変化が感動的。雨や月を感じる感性もいい。眠れない夜に月を見上げて、「わたしもあんなふうに輝けるかな」という箇所にぐっと来ました。


No,188
『推し(同居中)とユニット組んじゃった話』
シューくんとEMMAの掛け合いがサイコーに楽しくて、キュンキュンしました! 「歌い手」の動画配信という今をうまく切り取ったセンスは素敵です。ラストのほうでは思わず涙がこぼれました。ずっとこの物語の世界に浸っていたいです。


  • 青い鳥文庫ってなに?
  • 2020 青い鳥文庫小説賞
  • 講談社 火の鳥伝記文庫