思えば、小学生の頃から、作家になる日を夢見ていました。
でも、それを口にしたことは、ただの一度もありません。
そんなわたしの夢を叶えてくれたのが、この小説賞。
自信なんてこれっぽっちもなくて、書いているときも、応募した後も、常に不安でした。
ネットの占い記事を読み、愛宕神社の出世の石段を上り、お守りを握りしめていたある日、この応募を打ち明けた友人に言われたんです。
「賞に応募したってことは、あなたは作家になりたいんだね。」
その言葉は、じわじわと心の真ん中をくすぐりました。
運良く受賞したわたしは、作家になれました。
自分の作品が、憧れの先生方と同じ青色の棚に並ぶという奇跡を、いまだ信じられずに生きています!
書き上げて、送ること。
それが、自分の夢を認めることであり、夢を叶えるための第一歩でもある。
自信がないくらいが、ちょうどいいのだと思います!