No.18~No.264

2019年07月12日

No.18
『こちら恋愛相談部!!』
ちょーせつないです。「好きな人、あきらめた」と、心とは違うことを友だちに言ってしまったんですね。最後のほう、友だちからパンダのスタンプが送られてきたところは、ちょっと泣きそうになりました!

No.24
『justiceー正義とお化けと人間とー』
壮大な長編もの。おもしろく最後まで書き上げられていて、すごすぎです! 友だちとのやり取りなど、とても丁寧に書かれていました。物語は夏から始まり、最後は冬へ。結の告白を受けて、新井くんがにっこり笑うところはたまらないです。

No.25
『宇宙裁判』
高校2年生が「宇宙裁判所」でアルバイトする! という発想がおもしろかったです。月での領土争いがどうして起きたのか、判決を言い渡すにあたって主人公がどのように考えたのかが、もう少しわかりやすくなるといいと思いました。

No.26
『小さな森のフェアリーたちわ!』
小さなフェアリーたちの危機を救った女の子の優しい気持ちがよく書けています。

No.28
『バレリーナ ライバルは親友?! クララへの道』
とっても読みやすい文章で、「バレエ大好き!」という思いがよく伝わってきました。会話文を改行すると、さらに読みやすくなって、ページ数もかせげるよ!

No.30
『ねずみパンの作り方』
パン屋さんの店主と、しゃべるねずみ「コチ」が、だんだんなかよくなっていくところがあたたかい気持ちになりました。ふたりが、おたがいに相手が作ったパンを食べるシーンは、ぱんがすごくおいしそう! とおもいました。

No.32
『好き、ありがとう』
女子と男子の「恋する気持ち」がしっかり描きこまれていてドキドキしました!

No.44
『オーディション 13歳はじめての挑戦』
ご自身の経験だったのでしょうか。臨場感あふれる描写で、情景が浮かぶほどのリアリティーがありました。特に最後の、オーディションに受かった(とあとでわかる)、ライバルの女の子の笑顔に対して、”これまでになく優しくてあっけにとられた”という言葉が、とっても素敵でした。”こちらも笑って手でも振れば良かったのだろうが”も、女の子の微妙な気持ちを的確に描いていて印象に残りました。

No.55
『妄想ガール!』
妄想した彼氏がそのまま現実に現れるなんて、私の身にもおきてほしいことです 笑。ちょっと悪ぶる男子が好きな気持ちもわかりますし、男子の、好きな子をいじめながら見守る感じも、にやけながら読めました。出会ってから初デート、そして妄想ワールド、そして消える危機、そして再会。次々展開が変わるテンポのよさもとても好きでした。ギャグも、笑えました!

No.74
『いい友、いい友』
親友とケンカをして仲直りができなくなってしまった主人公の気持ちが丁寧に描かれていて、共感できました。その他の友達の人物設定もリアルで楽しく読めました。

No.89
『超越者~永遠の勝者を祈る~』
超能力を得てしまった人たちのバトルものでした。勢いがすごいです。ちょっとジョジョっぽい感じ。男の子読者の「こういうアツい能力バトルが見たい!!」という欲望を感じとり、参考になりました。

No.92
『エックス』
まず、10歳の文章とは思えません!!!100枚以上も書くのは大人でも難しいのに、スゴイの一言です。日ごろからたくさん本を読んで、本の書き方をよく研究しているのが、文章からわかります。ブラックドラゴンとの戦いのシーンの描写は、映画を観ているようなスピード感がありました。主人公の感情にもっと起伏をつけるとよりよくなると思います。将来が楽しみな作品でした!

No.135
『十二か月町の海』
「双子」というと、お互いのことを何でも理解できる存在、といったイメージが強いですが、4人それぞれ個性的に、それぞれ一人の人間として、すれ違いや悩みも描かれている点がいいなと思いました。「家族観」のすばらしい作品でした。

No.146
『蛙』
中学校の勉強についていけなくなった主人公が『学び処』(フリースクールのようなところ)での、出会いを通して、かわっていくところがすごくみずみずしくて、読みやすい文章で書かれていました。読後感がすごくいい物語でした。

No.150
『まほうのリング』
まほうのリングを扱う2つの短編。2番目の話の結末が1番目の話につながるトリックにたいへん驚きました!

No.164
『君と最後に夏祭り』
祭りにダンス、恋に友情…。青春ってステキっと思いました!

No.165
『境界を飛ぶリス』
本格ミステリーのような書き出しだったので、いきなり緊張感をもって物語に入ることができました! 人間の内面にグイグイ迫る感じがすごくよかったです!

No.171
『「私」』
「いじめ」についての描写がめちゃくちゃ秀逸でした! 心がギューッと苦しくなりました。友情、おじさんの気持ち、、、人間への信頼感にあふれた著者に感動しました。

No.172
『魔界からやってきた女の子亜魔 ~デビル★ダイアリー~』
魔界からきた悪魔の女の子が、普通に転校生となって、普通に男の子に告白されて、デートもして、という展開にワクワクしました!悪魔だって恋したいよね!

No.191
『君の花に名前があったら』
音楽室での会話、功助の病気のこと、、、感動ポイントが抑えらていて、気持ちよく感動しながら読めました。忘れることができない大切な気持ちってすごい!

No.192
『まくらちゃん!』
まくらちゃんが双子の妹になって、名前までつけてあげる、ハッピーエンドでよかったっと思います! 読みやすくてびっくりです!

No.195
『星空ドーム』
文章がとてもなめらかでした。リズムがよく、プラネタリウムのアナウンスとか、頭の中で聞こえているようです。彼女がなんとなく気になる気持ちが繊細に書かれていて、彼女によって彼が元気になった、恋愛することのすばらしさを読めたのは、とてもよかったと思います。

No.198
『カラー』
世界から急に色が消えて、謎を解きながら自力で解決するアイディアはとてもおもしろかったです。登場人物を増やしたら、もっとおもしろいピンチがいろいろ作れたかもしれないですね。

No.199
『幸せを運んだ子猫』
子猫のかわいらしさが伝わってきました。猫じいさんのキャラもよかったです。全体的に、ほのぼのとしていていい雰囲気でしたが、最初の設定が、家族を失ったけれど、お城のようなおばあさんの家に住むことになった、という設定は、やや共感しにくい部分があるかなと思いました。

No.209
『駆けろ、翔けろ、懸けろ、星空へ』
情景描写がとても良くできていて、カンボジアのブレイクライン村の様子が浮かび上がってきました。近未来の日本の設定も、とても説得力がありました。

No.212
『ステカラゴット!』
優雁の一人称がたりが、テンポよくて楽しかったです。ステカラゴットの設定もおどろきました。これからディーマンとどんな対決をするのか、読んでみたいです。

No.215
『なんでも消す消しゴム』
短い作品ですが、たしかな文章表現でイッキに物語の世界に入っていけました! オチがある程度想像できたので、ほかの文房具を使っていろいろなオチを考えてみると、さらに面白い物語が生まれると思います。

No.216
『友達プロジェクト』
人に合わせることが嫌いな主人公あゆが、いとこの家に住むようになり、じょじょに心が変化していく様子がよく描けていました。

No.223
『13歳の女王とミナミの森の魔女』
スケールの大きいファンタジー作品。13歳の女王が、人間界に出張してくるシーンが面白かったです。

No.233
『君は桜のように』
渋谷でテロが起こるシーンは、ハラハラドキドキしました。語り手が変わるテンポが少し速すぎ? 優姫のひとり語りにしても良かったかもです。

No.234
『ルンルンランド ~私たちのひみつ~』
ルンルン小学校の生徒たちの会話が、とっても愉快でした。みんなでアメリカに行くという展開も面白かったです。おどろきのラストにもう少し説得力をもたせると、一段と読ませる作品になると思います。

No.236
『おくりもの』
文章が素直で、読みやすかったです。最後の文章を読んだとき、胸に熱いものがこみあげてきました。

No.237
『夢と災い』
リスの新しい長を決めるのに、多数決を使ったり、戦いがおこったり、と実社会でもありそうなお話でした。登場リスがたくさん出てくるので、キャラクターを書き分けるとさらによくなると思います!

No.238
『希望の星』
車椅子の女子高生と一匹狼の少年の、ピュア恋愛ストーリー。車椅子の主人公の心情がよく描かれていて、随所で胸がトキメキました。

No.239
『盗まれた宝石』
キョータとセイが暗号を解きながら、事件を解決! 暗号もとってもよく考えられていて、感心しました。犯人がもう一ひねりあると良かったです。

No.243
『命は限りあるから意味がある』
「人生ゲームオンライン」という設定が大人顔負けです。命をテーマにした大作に圧倒されました。文章もとてもうまい。このまま書き続けてくださいね。

No.251
『わたしの、学芸会ダイアリー』
とっても読みやすい文章で、センスを感じました。いじめをするクラスメイトと無責任な先生を、たんなる「悪者」にしないようなストーリーを考えてみると、さらに作品の幅が広がると思います!

No.256
『ハロウィンの魔法』
始まりはポップだが、心がゾワゾワしていき、最後はキャー!!!って感じでした。恐怖の作り方がうまい!

No.259
『君と、僕と、一冊の本』
ちょっとだけ、日常からぬけだしたところに、冒険の世界が広がってる。青春を感じるとてもきれいな物語でした。

No.261
『不思議な音楽室』
楽器が人の姿になるというアイデアが面白かったです! いろんな楽器が出てきたので、みんなで音楽を奏でるシーンなどあったらさらに楽しくなると思いました。

No.263
『姉との誓い』
「虐待」や「債務奴隷」などの重いテーマを扱いながら、13歳になった少女が村の問題を解決していくという展開に好感を持ちました。

No.264
『名探偵VS作家』
謎ときの要素をもりこんで、よくこれだけの分量を書き切ったと思います! 愛琉と羽柴のキャラもよく描けています。また歴史の知識も豊富で感心しました。これからもたくさんのお話を書いてもらいたいです。

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