礼央です!『作家になりたい!』シリーズ巻末で大好評の「天才双子の小説教室」。その出張版が青い鳥文庫サイトについに登場です!! やった〜!
理央です!小説や文章にかんするあらゆる質問、疑問、なやみに、わたしたち、礼央&理央と『作なり』ファミリーが答えます!
年末におなやみを募集したところ、すでにたくさんの相談が届いています! ありがとうございます!
では、2019年最初の「おなやみ」は、これ! 千葉のひまわりさんと愛知のシンデレラさんから、似たようなおなやみが届いています!
【おなやみ☆その1】
小説に出てくる場所(たとえば、ベリーランド)って、本当にあるものを使ってもいいのですか? わたしも小説を書いているので、気になりました。よろしくお願いします!
「作なり」めっちゃだいすきです! 全部持っています! 応援しています!
(千葉県 小5 ひまわりさん)
【おなやみ☆その2】
駅の名前や地名は実在の場所を書いてもいいの?
礼央くん、理央ちゃんの小説教室はとても役立っています! 5W1Hなどなどアドバイスを実践してみると、うまく書くことができました! 本当にこの本がなかったら、小説を書くことができませんでした。ありがとうございます! 絵もとても可愛くて大好きです。これからも応援しています! がんばってください!
(愛知県 中2 シンデレラさん)
ひまわりさん、シンデレラさん、投稿をありがとう! ベリーランドって『作なり②巻』で、お姉ちゃんと雪人さんが初デートした遊園地だね。
由里亜ちゃんもいたから、デートって言えるのかしら? でも、観覧車のシーンでは、わたしもすごくドキドキしちゃった。
そのベリーランドは架空の名前だけど、『作なり③巻』では、お姉ちゃんと雪人さんは、二子玉川の映画館でデートしてるね。二子玉川は東京にある実在する駅の名前だよ。そう、架空も実在も、両方が出てくるね。
国名、地名、人名、商品名などを固有名詞といいます。ほかのものと区別するためつけられた、たったひとつの名前のことです。日本、東京、宮永未央、コーラとかね。
山だと、ただの名詞だけど、富士山だと固有名詞になるんだね。たったひとつしかない名前! だから、この固有名詞のあつかいには、注意が必要なんだ。
そうね。「二子玉川に映画を見に行った。」「コーラを飲んだ。」くらいに軽くさらっと出てくるなら、もちろん使っても大丈夫です。
でも、その実在の場所の名前を出して、住んでいる人を悪く書いたり、商品名を出して、それを食べてお腹をこわしたなどと書くのはダメです。読んだ人が本気にして、その場所や商品を作っている会社に迷惑がかかってしまうかもしれないでしょ?
そう。そこが問題なの。その場所や商品のイメージが悪くなったり、その場所や商品を好きな人を傷つけてしまうかもしれない。だから、好きに自由にのびのび書きたいなら、架空の名前を使ったほうがいいと思う。
つまり、固有名詞を出す場合は、場所や物や人が特定されるので、「迷惑がかからないか?」「読んだ人を不快にさせないか?」を想像して、考えてから使おうね。
え〜! でも、『作家になりたい!』には、講談社や青い鳥文庫など、実在する会社やシリーズの名前が出てくるわよ? これっていいわけ?
あ、お姉ちゃんがやってきた!
いいんだよ。これは、作者が青い鳥文庫編集部にちゃんと許可をもらっているからね。もちろん、無許可はダメ。
ああ、よかった〜! だって、春に出る『作なり⑤』で、わたし、講談社潜入レポを書いてるんだもん!
お姉ちゃん、講談社で興奮しすぎ。恥ずかしい。
だって、講談社って受付の横にジャングルがあるんだよ!?
ジャングル……。お姉ちゃんの語彙力……。それでも、作家志望なわけ!?
礼央! お姉ちゃん! もういいから、落ち着いて! はい。では、今回はこの辺で、お別れです。次回の更新は、2月中旬を予定しています。
またたくさんの「おなやみ」をお待ちしています!みなさん、2019年も「作家になりたい!」シリーズとうちのお姉ちゃんとそして、作者の小林深雪先生をよろしくお願いします!