2017年02月21
だれも知らない小さな山で出会った、小さな人たち「コロボックル」――。
50年以上にわたり愛されつづけているファンタジー「コロボックル物語」を生んだ児童文学作家、佐藤さとる先生が、2017年2月、ご逝去されました。88歳でした。
1959年に、のちに代表作となる『だれも知らない小さな国』を講談社から刊行。
同年、毎日出版文化賞、翌1960年には日本児童文学者協会新人賞、国際アンデルセン賞国内賞をそれぞれ受賞。1967年、『おばあさんのひこうき』で厚生大臣賞・野間児童文芸賞を受賞され、高く評価された児童書作家でした。
青い鳥文庫では、「コロボックル物語」シリーズ全7巻が、青い鳥文庫が創刊した1980年から現在にいたるまで刊行されつづけています。
これからも、長く愛されつづけることでしょう。
長年にわたり、あたたかくゆたかな作品をわたしたちにとどけてくださった佐藤さとる先生へ、感謝の気持ちを表しつつ、心よりご冥福をお祈りもうしあげます。