シリーズの紹介

春から転校することになった、小学5年生のひびき。
あたらしい町を探検していたひびきは、ふしぎなたたずまいの古書店にたどり着いた。
そこで出会った青年・レイジさんは、自分は福の神だと名乗り、ひびきに神さまのしごとを頼んできて!?

「ひびきさんには、3人のひとを、しあわせにしてもらいます。」

本好きなだけだったふつうの女の子・ひびきの、神さま見習い、はじまります!

最新刊のお知らせ

ふしぎ古書店6 小さな恋のひびき

  • にかいどう 青/作
  • のぶたろ/絵

同じクラスのスズキだと名のる男子のことをどうしても思い出せないひびき。友だちは、スズキくんは、むかしからクラスにいたというけれど!?(第一話「わすられない彼」)クリスマス・パーティをしたいという絵理乃ちゃん。福神堂を使わせてもらおうとお願いしにいくと、レイジさんがずっと眠っていて起きない、とチイちゃんが泣いていて!?(第二話「疫病神のユウウツ」)


同じクラスのスズキだと名のる男子のことをどうしても思い出せないひびき。
でも、なぜだか、とても、なつかしく感じる。友だちは、スズキくんは、むかしからクラスにいたというけれど!?(第一話「わすられない彼」)
クリスマス・パーティをしたいという絵理乃ちゃん。福神堂を会場にかしてください、とお願いしにいくと、福の神のレイジさんがずっと眠っていて起きないとチイちゃんが泣いていて!?(第二話「疫病神のユウウツ」)

ふつうの人には見つけられない古書店が舞台の人気シリーズ第6弾!

<小学生中級から すべての漢字にふりがなつき>

定価:682円(本体620円)

ISBN 9784062856560

にかいどう青先生からの
メッセージ

こんにちは、にかいどう青です。

1月に『ふしぎ古書店』の7巻が発売されます。
そしてこれがシリーズ最終巻となります。
ご愛読いただきありがとうございました!
読者はがきやお手紙、
投稿フォームからメッセージをくれたみなさん、
本当にありがとうございます!
熱い感想や応援の声にはげまされました。
イラストを描いてくれたり、
シールやペンでデコってくれるひともいて、
とてもうれしかったです。
みなさんの支えがあって、
この最終巻を完成させることができました。
のぶたろさんの美しいイラストといっしょに、
お楽しみくださいっ!

あ、ホラー短編集『恐怖のむかし遊び』も発売中です。
こっちは怖いですよ~。

寒い季節にほっこりあたたかなお話と、
ぞくっとするホラー、
いかがですか?

【投稿募集中!】福神堂のおなやみ相談室

「ふしぎ古書店」シリーズの巻末にある、ひびきやレイジさん、チィちゃんが読者のおなやみに答える「福神堂のおなやみ相談室」というコーナー。
ここ、青い鳥文庫ウェブサイトでも、あなたのおなやみ大募集します!
学校のこと、友だちのこと、あなたのおなやみを教えてね。
採用されると、ここのコーナーや、次の「ふしぎ古書店」の新刊で、ひびきたちが答えてくれるよ!

  • こんにちは、東堂ひびきです。
    『ふしぎ古書店』をおうえんしてくれているみなさん、どうも、ありがとうございますっ!
    ではでは、「福神堂のおなやみ相談室」ウェブサイト版の第5回、スタートです。

  • 【相談】
    わたしは、クラスに友だちがほとんどいません。
    クラスのひとと話すことがバカバカしく思えてしまいます。
    どうしたら、この考えをかえられるでしょうか?

    小学6年生 ユッキーさん

  • あー。
    わたし、ユッキーさんの気持ち、ちょっとわかります。

  • ひびきさんも、同じようにお考えなのですか?

  • バカバカしいというと、少しきつい表現ですけど、
    あわせなくちゃいけないのって、めんどうくさいと思うことがあります。

  • なるほど。
    「あわせなくちゃいけない」というところまでいくと、
    そうかもしれませんね。

  • あ、でも、ユッキーさんの相談は、考えかたをかえる方法ですよね。
    ということは、クラスのひとと、もっと親しくなりたい、と思っているんですかね。
    どうすればいいでしょう?

  • まず、ぼくは、クラスメイトだからといって、全員、
    親しくしなければいけないとは思っていません。

  • え? そうなんですか?

  • はい。仲がよいに越したことはありませんが、
    みんなと仲よくしなければいけない、と思いこみすぎると、苦しくなってしまいます。
    全員とは親しくできない、とわりきってしまったほうが、
    気が楽になるはずです。

  • あ、そうかも。

  • 友だちは多ければいい、というものではありません。
    もちろん、友だちづきあいのなかでしか生まれないものもありますから、必要ないとも言えません。
    ユッキーさんは、
    「クラスに友だちがほとんどいません。」と書いていますね。
    ということは、まったくいないわけではないのでしょう。教室の外にいるのかもしれませんし。
    まずは、そこでの関係をたいせつにすることが重要だと思います。
    そこから、友だちの輪が広がっていくことだってありますよ。

  • わたしも友だちが多いほうじゃないです。
    でも、本当の友だちは、だいじにしたいです。
    絵理乃ちゃんと仲よくなったことで、紗奈ちゃんとも親しくなれました。

  • そういうことです。
    ただし、ユッキーさんがあらためたいと考えている、
    会話をバカバカしく思ってしまうクセというのは、
    気をつけたほうがいいかもしれません。
    態度に出てしまうこともあるでしょう。
    それが原因となって、ギスギスした関係が生まれてしまう場合もあります。
    話している相手に、バカにされていると感じたら、イヤな気持ちになるはずです。
    みんなと仲よくしなければいけない、ということはなくても、
    じゃあ、傷つけてもいい、ということにはなりません。
    相手の気持ちを想像し、ケンカごしにならないことがたいせつですよ。

  • そうですね。ただ……。

  • なんでしょう?

  • えっと、最後に、
    ちょっとだけ、つけくわえてもいいですか?

  • もちろんです。

  • わたしがえらそうに言えることではないんですけど……。
    わたしも、じぶんをすり減らしてまで、友だちをつくる必要はないと思います。けど、かんたんに切りすてちゃうのも、もったいないかもって、最近は、思うようになりました。
    新しい経験をするチャンスかもしれないじゃないですか。
    そういう考えかたもあるって、ユッキーさんに知ってもらいたいです。

  • なるほど。
    ひびきさんは、秋山さんや井口さんと友だちになって、
    考えかたがかわったのですね。

  • レイジさんやチィちゃんとも出会えたからです。
    わたし、みんなが大好きです。

  • おや、これは、照れますね~。


    (※相談内容は、一部に修正をくわえています。
    学年は投稿時のものです。)

ひびきたちに聞いてもらいたいおなやみがある人は、下の応募フォームから送ってね。
あなたの投稿、待っています!

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このシリーズでいま読める本

しあわせな気持ちになりたかったら、ふしぎな古書店「福神堂(ふくじんどう)」をたずねてみて! シリーズぞくぞく発売中です~!

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