2月29日 選評公開③

2024年02月29日

〈受付順〉

『Sun flower』  ほのか    

最高にピュアフルなラブ・ストーリー! 二階堂家が引っ越した理由など知りたくなりましたが、それを抜きにしても向日葵と千冬の真っ直ぐな心に胸を打たれました。叔母さんの回想シーンには思わず涙。文章の端々にあふれるセンスを感じました。


夏の向こうに  虹野 彩

両親は海の事故で死んだ夏海と海斗の姉弟。母の故郷である陽中島で過ごした一夏がいききと描かれていて、引き込まれて読みました。


『日陰の少女』  クロネコ

冒頭から引かれました。設定、キャラクター、セリフ、どの方面もこなれていてよどみがありません。まるで「ミッション・インポッシブル」の小説版を読んでいるような気分でした!


  • 青い鳥文庫ってなに?
  • 2020 青い鳥文庫小説賞
  • 講談社 火の鳥伝記文庫