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もしも、この町で(3) オレはここにいる

  • 服部 千春/作
  • ほおのき ソラ/絵

このところ、幼なじみの勇気はいつもふてくされたような表情をしている。そのわけは……夏休みにあった映画の撮影ロケで、行方不明だった勇気のおかあさんが女優の黒木沙羅さんだと発覚し、町じゅうに話が広まったからだ。
〈これから、勇気はどうなっちゃうんだろう……?〉と心配するなぎさ。そんな折、〈民宿なぎさ〉に黒木沙羅さんから宿泊予約が入ったという。さらには、子役の花森セイラちゃんが泊まりにやってきて--!?

<小学中級 すべての漢字にふりがなつき>

定価:本体680円(税別)

ISBN 9784065163023

服部千春先生からの
メッセージ

こんにちは、服部千春です。
「もしも、この町で」(略して「もし町」だそうです)のページを作ってもらいました。
はじめましての方も、「トキメキ❤図書館」以来
ですという方も、どちらもうれしいです。
「わーいっ!」とさけびたい気持ちです。

このシリーズの主人公は、「なぎさ」ちゃん。
小6のビミョーなお年頃です。
わたしは、児童書作家ならではの特異体質らしくって、ほんとうは〇歳のオバサマ年齢なのですが、作品を書きだすと、瞬時に主人公と同じく10歳なら10歳、小6なら小6、そのころのわたしに、たちかえれる気がします。
小6の「千春」ちゃん。ふり返ってみると、本当にかわいかったんですよ。今思えば、取るに足らないような小さなことに、くよくよしたり、なやんだり、あげくには、「もうどうしたらいいのかわからない」なんて、泣きじゃくったり、いじけたり……。いじけるだけならまだいいけど、まわりの人に八つ当たりしたことだってありました。
でも、だいじょうぶ。そんなこんなも、ぜーんぶひっくるめてが大人へのステップになって、一人の人間ができあがっていくのです。
「だから、そのままでいいんだよ、だいじょうぶ、だいじょうぶ。」
けっきょくのところ、それがいいたくて、作品を書きつづけているのかもしれません。
だから、「なぎさ」ちゃんにも、みなさんにも、わたし自身にもいいます。
だいじょうぶ、だいじょうぶ。泣いても笑ってもなにをしていても、明日は来ます。だったら、どうせなら、笑って明日を迎えましょう。わたしは、そのために、みなさんに笑顔になってもらうために、作品を書いているのです。本を通して、みなさんとその時間を共有できるのなら、本当に幸せです。
みなさんも、自分が住んでいる町で、「もしも、こんなことがおこったなら……。」なんて、想像してみることはありませんか? ステキなお話があれば、おしえてくださいね。メッセージ、おまちしています。
では「もしも、この町で」、今後ともどうぞよろしくおねがいいたします。

このシリーズでいま読める本

海辺の田舎町を舞台にした、「もし町」シリーズ。
なぎさたちの身に起こる、特別なこととは……!?

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